【腕時計紹介】時計ブランド顔負け?世界5大ジュエリーブランドが誇る腕時計5選(レディースモデル編)

腕時計

みなさん、おはこんばんにちは。

先日、妻の買い物に付き合って銀座に行ってきました。
その時に、ジュエリーショップの店員さんの腕時計ばかり見ていた筆者です。

昨今のジュエリーブランドの腕時計製造のレベルは非常に高く、生粋の時計ブランドに引けを取らないレベルにまで達しているように感じます。

そこで今回は、世界5大ジュエリーブランドが誇る腕時計5選(レディースモデル編)をご紹介していきます!

(参考)購入したジュエリー

ティファニーGINZA SIX店にて
新作のスマイルスモールブレスレット
人気のティファニーTコレクション、滑らかな曲線を描く18Kホワイトゴールドの「T」字部分にはダイヤモンドが散りばめられている。
ブレスレットにはブランドロゴが型押しされたプレートがさりげないアクセントになっている。

(※画像はTIFFANY&Co.公式HPから引用)

世界5大ジュエリーブランド※に数えられるTIFFANY &Co.(ティファニー)
子育て・仕事・家事を毎日頑張ってくれている妻が、昔から欲しかったティファニーTコレクションを念願叶って今回購入しました。

※世界5大ジュエリーブランドは、一般的に「ハリー・ウィンストン」「ヴァンクリーフ&アーペル」「カルティエ」「ティファニー」「ブルガリ」の5つのブランドを指します。

かつては、生粋の時計ブランドと比べ、ジュエリーブランドの腕時計は、他社から時計の中身であるムーブメントの供給を受けていたりと、技術面でやや劣る部分があったものの、現代では、自社でムーブメントを開発、設計、製造できるまで進化しています。

また、ジュエリーブランドの腕時計に共通する特徴としては、大きく2つ

ジュエリーブランドの腕時計の特徴
① 腕時計全体のデザインが秀逸

→ 服装を彩る”ジュエリー”の起源は、旧石器時代から始まっており、美しさを追求するジュエリーブランドの生み出す腕時計はまさに芸術作品の領域です。
② 着用感が良い

→ ジュエリーは肌身につける以上、着用時にストレスがあってはその魅力が半減してしまいます。そのためジュエリーブランドは、着用感を徹底的に研究し、腕時計着用におけるストレスを感じさせない素材、設計になっています。

それでは、ジュエリーブランドの腕時計5選をご紹介していきます。

おすすめ時計①ティファニー「アトラス」34mm

1本目にご紹介するのは、TIFFANY&Co.(ティファニー)です。

アメリカのニューヨークに本社を置くティファニーは、1837年創業のジュエリーブランド

実はこのブランド、1850年〜1870年の約20年間だけ自社で時計製造をしていた歴史があります。
(その当時の時計工房は、現代の雲上3大時計ブランドでも頂点に君臨するパテック・フィリップに売却、新たに時計製造を開始した際には、パテックフィリップや、老舗複雑時計工房からムーブメントの供給を受け、現代まで魅力的な時計を数々生み出しています。)

パテック・フィリップを代表する時計「ノーチラス」
(※webChronos公式HP引用)

このような歴史的な背景もあり、2021年にはティファニーパテック・フィリップのダブルネームの時計が登場し、話題を呼びました。

(世界170本限定で販売された本モデル、記念すべき第1本目は、オークションで650万ドル(当時の日本円で7億3490万円)で落札されたとか。)

それでは、ティファニーが誇る腕時計をご紹介していきます。

TIFFANY&Co.「アトラス」34mm
自動巻き、最大50時間パワーリザーブ、ケース素材SS、100m防水、ケース径34mm、価格759,000円(税込)

今回ご紹介するのは、歴史ある「アトラス」シリーズの新作、34mmのモデルになります。

こちらは、ブランドカラーである、ティファニーブルーを文字盤に取り入れたシンプルな1本

ローマ数字インデックスが彫り込まれているかのように見える立体的な文字盤が特徴的なデザイン

ケース、ブレスレットともに、サテン、ポリッシュの仕上げが使い分けられ、光の反射が複雑になり、豊かな表情が生み出される仕様になっています。

ブレスレットは、1コマ1コマがカーブを描き、装着した際の肌へのあたりが柔らかくなる工夫が施されています。また、ラグ(ブレスレットとケースの接続部)が腕側に湾曲し、腕に乗せた時の収まりが向上する設計になっています。
本モデルのモチーフとなったNYティファニー本社に掲げる”アトラスクロック”と同じ書体のローマ数字がエングレービングされています。
ねじ込み式のケースバックを採用することで前作の50m防水から100m防水に性能が向上、より安心して日常使いすることが可能に。

(※画像は全てTIFFANY&Co.公式HPから引用)

おすすめ時計②カルティエ「バロンブルードゥカルティエ」33mm

2本目にご紹介するのは、Cartier(カルティエ)です。

カルティエは、”花の都”と呼ばれるフランスのパリに本社を構えるジュエリーブランド。
1847年創業のこのブランドは、「王の宝石商、宝石商の王」と呼ばれ、創業以降、芸術的なデザインと卓越した加工技術を持って、ヨーロッパ王侯貴族御用達のジュエラーとして名を馳せています。

カルティエの時計製造の歴史は深く、1904年に遡ります。
ケースとラグを一体化させた男性用時計を世界で初めて開発したのがこのブランド、100年以上の時計製造の歴史をもつカルティエの時計は、ジュエリーブランドならではの審美性だけでなく、中身の機械にもこだわりが凝縮されています。

2022年発表の「マスミステリユーズ」、ムーブメント自体が自動巻きローターとなって回転する本作は、発表と同時に多くのファンを魅了しました。(※Olivier Amaud©️Carier)

カルティエが生み出した複雑時計の一つ「マスミステリユーズ」

まるでムーブメントが宙に浮いているかのように見える本作は、サファイアクリスタルディスクによってムーブメントを支える仕様

世界5大ジュエリーブランドの一角でありながらも時計製造に造詣が深いカルティエには多くの時計ファンが魅了され続けています。

それでは、カルティエが誇る腕時計を1本ご紹介していきます。


Cartier「バロンブルードゥカルティエ」33mm
自動巻き、約37時間パワーリザーブ、ケース素材SS、30m防水、ケース径33mm、価格979,000円(税込)

今回ご紹介するのは、「バロンブルードゥカルティエ」の33mmモデルになります。

フランス語で「風船」を意味する”バロン”、文字通り本モデルは、丸みを帯びたケースの中にリューズが閉じ込められているのが特徴

淡いピンクの文字盤に、ブルーの針とリューズ先端のスピネル(宝石)が目を惹く本作は、視認性も高く、正にデザイン性機能性を高次元で両立させたカルティエ珠玉の1本です。

立体的なローマ数字インデックスの内側には、時刻を正確に読むための”レイルウェイミニッツトラック”が施されています。目を惹きつける青い針は、自社で製造した青焼き針、金型の製作、切削、研磨、焼き入れといったほぼ全ての工程を自社で完結しています。
肌馴染みの良い淡いピンク色の文字盤に、青い針とカボションは、気品の中に知性を感じさせるデザインとなっています。それでいて滑らかな流線的なフォルムであるため、年齢層を選ばず着用することができます。

(※画像は全てCarier公式HPから引用)

おすすめ時計③ブルガリ「ルチェア」33mm

3本目にご紹介するのは、BVLGARI(ブルガリ)です。

”歴史と文化の共存する街”、イタリアのローマに本社を置くブルガリは、1884年創業のジュエリーブランド、銀装飾からそのブランドの歴史が始まり、次いで1940年代に入り金装飾、1970年代に高級時計の製造をスタートさせています。

ラグジュアリースポーツウォッチの元祖とも言えるオーデマ・ピゲ「ロイヤルオーク」、時計デザイナーの巨匠ジェラルド・ジェンタがデザインしたもの。彼は他にも、パテック・フィリップ「ノーチラス」ブルガリ「ブルガリ・ブルガリ」など、数々のブランドの時計をデザインしてはヒット作を量産しました。
(※AUDEMARS PIGUET公式HP引用)

1960年代に起きた「クォーツショック」の大打撃からスイス時計産業が再起を賭けて、始動するのが1970年代。その時期は、時計史の転換期であり、ラグジュアリースポーツウォッチ(所謂、”ラグスポ”)がその産声をあげた時期にあたります。

そんなスイス時計業界の苦境の時期に時計製造に舵を切ったブルガリの時計は、今や世界トップクラスの時計メーカーとしての一面を持っています。
※ブルガリは、125周年を迎えた2010年に「時計メーカー宣言」を発表し、ジュエリーブランドでありながらも生粋の時計メーカーと肩を並べるまでに時計の製造技術などを発展させてきました。

BVLGARI「ルチェア」33mm
自動巻き、約42
時間パワーリザーブ、ケース素材SS、50m防水、ケース径33mm、価格1,133,000円(税込)

今回ご紹介するのは、「ルチェア」の33mmモデルになります。

イタリア語で「光」を意味する「Luce(ルーチェ)」を由来にもつ本モデルは、ブルガリのレディースウォッチの中でも上品さと現代デザインを絶妙に調和させたモデルとなっています。

最も特徴的な文字盤には、放射状にファセット加工(部分的に磨きを加え輝きを出す加工)を施したホワイト・マザー・オブ・パールを使用、腕を動かす度に時計が美しく輝きます。

目を引くホワイト・マザー・オブ・パール文字盤に負けないほどの存在感を放っているのが、インデックスに配されたダイヤモンド。ベゼルにも丹念にポリッシュ加工が施され華やかな「光」を時計全体として纏っている渾身の一本
ラグジュアリースポーツウォッチに見られるようなコマの磨き分けが特徴、ポリッシュ仕上げのH型リンクにサテン仕上げの中こまで連結させ、文字盤だけでなく、ブレスレットでも光を美しく反射する見事な仕上げが施されています。

(※画像は全てBVLGARI公式HPから引用)

おすすめ時計④ハリー・ウィンストン「ミッドナイトオートマティック」

4本目にご紹介するのは、HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)です。

ハリー・ウィンストンは、1932年にニューヨーク州マンハッタンに創業、5大ジュエリーブランドの中では比較的歴史の浅いブランドにはなります。
本ブランドは、創業以来徹底して最高峰のジュエリーの製作に注力、「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれるように、世界最高峰のダイヤモンドを一石一石厳選してジュエリーに使用しています。

そんなハリー・ウィンストン、時計製造の開始は1989年と、他のブランドに比して日は浅いものの”超絶機構”と呼ばれるようなムーブメントを搭載したモデルを数々生み出しています。

「イストワール・ドゥ・トゥールビヨン9」
元来「トゥールビヨン」は、懐中時計の姿勢が偏ることによる精度の低下を確保するために開発された機構、しかし、腕時計のように立体的な動きを伴う場合、通常の「トゥールビヨン」では精度を高く保つことができません。それを踏まえ、本作では、「トゥールビヨン」の機構自体が3軸で回転し姿勢差による精度の低下を減少させる設計となっています。
(※webChronos公式HP引用)

時計創業の当初から、「バイレトログラード表示」「パーペチュアルカレンダー」を搭載し、複雑時計を得意とするブランドとして時計業界での認知を広げました。

創業からたった20年で複雑機構「トゥールビヨン」「レトログラード」の双方を搭載したモデル「イストワール」の製造を開始、画像はその第9作目にあたる1本

これほどの”超絶機構”を搭載したモデルを手がけるハリー・ウィンストンを新興ブランドだと評価する人は決していないでしょう。

それでは、ハリー・ウィンストンが誇る腕時計を1本ご紹介していきます。

HARRY WINSTON「ミッドナイトオートマティック」29mm
自動巻き、約40時間パワーリザーブ、ケース素材18Kローズゴールド、30m防水、ケース径29mm、価格2,915,000円(税込)

※画像はHARRY WINSTON公式HPから引用)

今回ご紹介するのは、「ミッドナイトオートマティック」29mmモデルになります。

「ミッドナイト」シリーズは、華やかな時計を多く揃えるハリー・ウィンストンの中でもクラシックなラウンド型ケースのシンプルかつエレガントなモデル。

中でも本作は、29mmと小ぶりなサイズながらもベゼル、ラグ、インデックスに贅沢に最高級のダイヤモンドを散りばめ、華やかな雰囲気を全面に纏ったモデル。

ブレスレットには、ホワイトパールアリゲーターレザーを仕様し、上品さに華を添えている。

文字盤にはホワイト・マザー・オブ・パールを採用、インデックスのゴールド、文字盤のパール、ベゼルのダイヤモンドがバランス良く配され、視認性とデザイン性のが高次元で両立されています。
ムーブメントには、シリコン製ヒゲゼンマイを採用し、耐磁性を向上させている。加えて、時計の厚さは僅か7.7mmと自動巻ムーブメントを搭載していながら、驚異的な薄さを実現。華やかさを一切損なうことのない設計になっています。

(※画像は宝石市場公式HPから引用)

おすすめ時計⑤ヴァンクリーフ&アーペル「スウィートアルハンブラウォッチ」

5本目にご紹介するのは、VanCleef&Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)です。

1906年、フランスのパリに創業したヴァンクリーフ&アーペルは、王室などのセレブ達御用達のハイジュエリーブランド。四葉のクローバー、星座など愛らしいモチーフを採用したジュエリーは、見る人全てを魅了してやまないものとなっています。

ヴァンクリーフ&アーペルは、創業当初からジュエリーウォッチなども手掛け、時計製造業の中でも長い歴史を持っています。「ポエトリー オブ タイム™(詩情が紡ぎだす時)」をテーマに掲げる本ブランドは、時間を確認するための道具に、”夢””感情”を与えるよう卓越した宝飾技術と創造力で腕時計に命を吹き込んでいます。

ヴァンクリーフ&アーペル2025年新作の一本「レディアーペルポンデザムルーオーブウォッチ」
一見時計には見えないような本作、レトログラード機構を搭載し時間表示をするもの。文字盤左右に配した男性と女性のモチーフが時刻表示に合わせ動作し、ちょうど12時に描かれた橋の上で二人が歩み寄り口づけを交わすという詩情豊かなモデル
※画像はVanCleef&Arpels公式HPから引用)

ヴァンクリーフ&アーペルの時計製造におけるその技術力は、専業時計メーカーに引けを取らないほどに完成されています。

熟練の職人が一本一本作り上げる時計は、もはや芸術品の領域

文字盤には、色彩の明暗と遠近感を特徴とする”グリザエユエナメル技法”を活用し、より立体的な描写を可能にしてます。

焼き窯で焼成することで輝く上質なエナメルは、焼きムラを出さずに凹凸なく均一な面を成型するだけでも至難の技、職人の手作業による時計づくりには必然的に熟練した技術と膨大な時間が必要になります。
※画像はVanCleef&Arpels公式HPから引用)
VanCleef&Arpels「スウィートアルハンブラウォッチ」
クウォーツ、ケース素材18Kローズゴールド、30m防水、ケース径23mm、価格1,280,400円(税込)

※画像はVanCleef&Arpels公式HPから引用)

今回ご紹介するのは、「スウィートアルハンブラウォッチ」23mmモデルになります。

ヴァンクリーフ&アーペルを象徴するような四葉のクローバーをモチーフとしたアルハンブラウォッチは、派生モデルも多数ありますが、今回し紹介するのは、敢えてシンプルな一本

幸運の四葉を縁取るのは、立体的な18Kローズゴールドのベゼル、文字盤のパール素材とその中央に位置する太軸の時・分針など一つ一つの要素が組み合わさり、一つの芸術品となるよう設計されている。

文字盤には、ホワイト・マザー・オブ・パールを使用、淡い光の反射で上品さを醸し出しています。23mmと小ぶりな文字盤ながらも、時・分針には力強い太軸のドルフィン針を採用し、上品なデザインの中にも力強さを感じることができるモデルです。
(※画像はONLINESHOPゆきざき公式HPから引用)
本作には、アリゲーターストラップが付属し、気分や着用シーンに応じて自身で交換可能な仕様になっています。ネジ止めの裏蓋には控えめにブランドのロゴがエングレービングされています。
(※画像はコメ公式HPから引用)

まとめ

今回は、世界5大ジュエリーブランドが誇る腕時計5選(レディースモデル編)をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

ジュエリーブランドと侮ることなかれ、専業時計メーカーも顔負けなクラフトマンシップを感じることができたのではないでしょうか?

女性へのプレゼント選びや、ご自身の時計選びの参考にしてもらえれば幸いです。

以上、解散!

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