みなさん、おはこんばんにちは。
大量に汗をかく夏場には着用できなかった革ベルトの腕時計、お家で眠っていませんか?
革特有のしなやかなつけ心地、艶やかな高級感、金属ブレスレットよりも落ち着いた雰囲気を放ち、フォーマルな場面では、重宝するのが革ベルトの腕時計の魅力です。
今や革素材も種類が豊富で、どんな時計にもマッチしやすく、サイズの調整が容易な革ベルト、非常に万能です。
ただ、唯一の弱点は水分に弱いこと、濡れた皮革が乾燥し、水分が抜ける時に革に含まれる油分まで一緒に抜けてしまいます。その結果、革の油分が不足し、カサカサに乾燥して、革の破れやひび割れにつながってしまいます。
夏場は、そんな理由で出番の少なかった革ベルトの腕時計、秋冬になれば本格的に出番が多くなってくると思います。(逆に冬場は、金属ベルトがキンキンに冷えるため、着用自体が億劫になってしまうかと思います。)
そこで、これから秋冬を迎えるにあたって、革ベルトの似合う腕時計5選をご紹介していきます!
おすすめ時計①SEIKOプレサージュ「SARW049」

自動巻(Cal.6R27)、約45時間パワーリザーブ、ケース素材SS、100m防水、ケース径(横)40mm,(縦)48mm、厚さ14mm、バンド素材クロコダイル、価格255,200円(税込)
まず1本目にご紹介するのは、国内時計メーカーのSEIKOから。
SEIKOの中でも、世界に向けて日本の美意識を発信するプレサージュ、その時計に用いられる文字盤には、日本の伝統工芸である、琺瑯(ほうろう)、漆(うるし)、七宝(しっぽう)、有田焼などが用いられ、まさにMade In Japanの品質を世界に発信しています。
本作は、有田焼を文字盤に用いたモデル
ローマ数字インデックス、時・分針、サブダイヤルのほぼ全てをブルーに統一、12時表示のみ赤を用い、非常にエレガントなデザイン。
それでは、細部のご紹介をしていきます。


他にも、風防には表面を球状にカーブさせた”デュアルカーブサイファイア”を採用、バンドには貴重なクロコダイル皮革を使用するといった、30万円以下とは到底思えないほどの加工、デザイン、素材を贅沢に使っています。
唯一、気になった点は、厚み
(14.mmの厚みは、エレガントな本作のデザインとは裏腹にやや存在感が強いです。)
おすすめ時計②ロンジン「フラッグシップヘリテージ」

LONGINE「フラッグシップヘリテージ」
自動巻(Cal.L615)、約50時間パワーリザーブ、ケース素材SS、30m防水、ケース径38.5mm、厚さ10mm、バンド素材アリゲーター、価格286,000円(税込)
2本目にご紹介するのは、本格的スイス時計でありながら、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るLONGINE(ロンジン)です。
1832年創業以来、約2世紀に渡って時計製造してきたロンジンは、伝統的なデザインを低価格で提供し続け、幅広い年齢層から根強い人気を博しています。
ブランドを象徴するデザイン「フラッグシップ」はブランド最初期のコレクションの一つです。
それでは、細部のご紹介です。



こちらも1本目と同様に、30万円以下という価格設定でありながら、価格以上の価値のある一本となっています。本格スイス時計を初めて探す方に、ぜひおすすめしたいモデルの一つです。
おすすめ時計③フレデリック・コンスタント「クラシック カレ」

自動巻(Cal.FC-315)、約38時間パワーリザーブ、ケース素材SS、30m防水、ケース径38.7×30.7mm、厚さ10.2mm、バンド素材クロコ型押しカーフレザー、価格275,000円(税込)
3本目にご紹介するのは、FREDERIQUE-CONSTANT(フレデリック-コンスタント)
フレデリック・コンスタントは、1988年創業と比較的歴史は浅いですが、スイスの伝統的な時計製造に対し造詣が深く、“手の届くラグジュアリー”をブランドコンセプトに、高級スイス時計の中では安価なモデルが多く展開しているのが特徴です。
低価格でありながら、本格スイス時計に用いられる技法がふんだんに盛り込まれているこのブランドは、スイス時計入門機としても非常に人気です。
本作にも様々な要素が含まれてますので、詳細にご紹介していきます。



伝統的なスイス時計にこれから挑戦したい方に、非常におすすめなフレデリック-コンスタント
文字盤のデザインの一部として、”オープンハート機構”で時計の鼓動を鑑賞することができる本作を、ぜひ手に取って確かめてみてください。
おすすめ時計④レイモンド・ウェイル「ミレジムスモールセコンド」

自動巻(Cal.RW4251)、約41時間パワーリザーブ、ケース素材SS、50m防水、ケース径39.5mm、厚さ10.25mm、バンド素材カーフレザー、価格341,000円(税込)
4本目にご紹介するのは、2023年の※GPHGでチャレンジ賞を受賞し、時計界で勢いのある時計メーカーRAYMOND WEIL(レイモンドウェイル)から。
レイモンドウェルは、自社一貫生産(マニュファクチュールブランド)ではないものの、1976年創業以来、創業者一族での経営を貫いている独立系時計ブランド
※GPHG(ジュネーブウォッチグランプリ)は、年に一度スイスジュネーブで実施される世界最大規模の腕時計の品評会、世界中の時計メーカーがエントリーし、時計界の発展と製造技術の向上を図っています。
本作は、レトロの中にもモダンな要素を取り込んだ”ネオ・ヴィンテージ”な時計で、世界中から大きな反響を呼んだ一本になります。
それでは、細部ご紹介していきます。



レイモンド・ウェイル「ミレジム」は、オンでもオフでもシーンを問わず着用できる魅力があります
カラー展開のほかに、3針、クロノグラフといったモデル展開が豊富なのも本作の魅力の一つ。
ぜひご自身にぴったりの一本を探してみてはいかがでしょう?
おすすめ時計⑤オリエントスター「M34 F7 メカニカルムーンフェイズ」

ORIENTSTAR「M34 F7 メカニカルムーンフェイズ」※数量限定
自動巻(Cal.F7M65)、約50時間パワーリザーブ、ケース素材SS、100m防水、ケース径40mm、厚さ14.1mm、バンド素材カーフレザー、価格242,000円(税込)
5本目にご紹介するのは、再び国産ブランドORIENTSTAR(オリエントスター)です。
オリエントスターは、1950年に東京都多摩市に生粋の時計メーカーとして創業、着用する人にとっての「輝ける星」をイメージし、天体にまつわる時計を生み出しています。
オリエントスターが世に放つ時計は、比較的低価格でありながら、”パワーリザーブ”や”ムーンフェイズ”といった、高級機に搭載されるような機構を標準装備しているところが魅力
本作は、”夜明けのオーロラ”をモチーフにした、文字盤が非常に特徴的な一本です。
それでは、細部ご紹介していきます。



※LWG認証レザー:革の生産過程で使用する化学薬品の安全性やエネルギー使用量などの環境への配慮に関し、一定の基準をクリアした皮革製品
オリエントスターは創業以来、複雑機構の一つであるムーンフェイズや、パワーリザーブインジケータなどを搭載しながらも、低価格帯で製造し続けています。
機械式時計の入門機としてはもちろん、時計玄人にも納得のオリエントスター珠玉の本作、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、来たる秋冬に向けて「革ベルトが似合う腕時計5選」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
まだまだ夏本番、夏の暑さがピークを迎え、外に出るのが億劫な今こそ、秋冬に向けた時計探しに時計屋を訪れてみてはいかがでしょうか?
筆者も、暑さに負けず時計欲を掻き立てていきたいと思います!
以上、解散!
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